冨岡義勇の使う「水の呼吸」とは?炭治郎の使う呼吸と違いは何?

 

アニメ化からとてつもない勢いで盛り上がる「鬼滅の刃」

アニメの中でも印象的に描かれていた冨岡義勇は、主人公である竈門炭治郎と同じく水の呼吸を使用します。

同じ師から教えを受け、炭治郎から見たら兄弟子と言える義勇の呼吸についてを中心にご紹介します。

冨岡義勇の使う呼吸とは?炭治郎と何が違う?

義勇の使う呼吸は「水の呼吸」、炭治郎と同様のものです。
師匠も元水柱の鱗滝で、文字通り炭治郎の兄弟子です。

 

水の呼吸について

水の呼吸は日の呼吸から派生した、始まりの呼吸に近い呼吸法です。
「水」という名の通り変幻自在な戦法に対応できます。
また、今のところ全ての型の中で唯一と言える鬼に苦痛を与えずに安らかに死なせる技があるということも、大きな特徴と言えます。

 

炭治郎の使う呼吸との違い

https://twitter.com/imasseiyubot/status/1066596522660261888?s=21

義勇は鱗滝から、炭治郎と同様に壱から捨の型を継承しています。
そのため使う技自体は炭治郎と全く同様ですが、同じ技でも鋭さと疾さが全く違います。
扱う技ひとつひとつが必殺の威力を誇り、那田蜘蛛山でその技を目の当たりにした伊之助に「格が違いすぎて天地ほど差がある」と思わせるほどです。
その理由としては、一般隊士である炭治郎と水柱にまで上り詰めた義勇との実力の差と言えるでしょう。
それとは別に独自で捨壱の型を編み出しました。

 

アニメで義勇の呼吸はどう描かれた?

肆ノ型「打ち潮」

淀みない動きで斬撃を繋げる型です。

この呼吸そのものは炭治郎と同様のものですが、威力はその比ではありません。

鍛えられた身体から繰り出される洗練された技は、力みなく必殺の威力で鬼を斬ります。

那田蜘蛛山で父蜘蛛を倒した際も、文字通り一撃で仕留めました。

 

捨壱ノ型「凪(なぎ)」

無風状態の海のことを表す、凪という言葉の通りに間合いに入った鬼の術を全て凪ぎ無効化するものです。

那田蜘蛛山でヒノカミ神楽を使って力を使い果たした炭治郎にかわって、十二鬼月である累と相対した際などに使用しています。

その累との戦いの際には、この凪を使用して彼の扱う最硬度の糸を斬り刻み一瞬でその頸を切り落としました

アニメでは大変静かかつ美しい技として映像化され、波飛沫や凪の中で切れていく累の放った糸の細やかな表現は目を奪われるものでした。

 

その他、作中で使用したことがある型

参ノ型「流流舞い」

水が流れるように滑らかに刀を振るう技です。

 

漆ノ型「雫波紋突き」

※引用は炭治郎のものです

波紋の中心を狙いすまし突くが如き技です。

 

義勇の呼吸に対する反応は?

 

凪の表現の美しさについては、やはり目を惹かれるところですね。

明鏡止水の境地に至るような表現は圧巻で、美しさとともに義勇の強さもよく分かる素晴らしい演出でした。

では次に、アニメでご存知の方も多くいらっしゃるかと思いますが、冨岡義勇についてもご紹介していきます。

 

冨岡義勇はどんな人物?

冨岡義勇は炭治郎と初めて出会った鬼殺隊の隊士です。

淡々と口数が少なく、冷静に周りを見て無駄のない動作で鬼を斬る、寡黙な剣士と言えます。

物静かな人物で、表情の変化に乏しく口数も少ないため意図することが伝わりにくい面もあります。

 

義勇の見た目の印象と中身の差

側から見ていると、眉目秀麗な外見で寡黙かつ冷静沈着な姿と、完璧とも見える印象です。

実は不器用な人物

しかし、そんな印象の反面で寡黙というよりは口下手なところがあったり、そこから来る言葉足らずさなど不器用な面があります。

決して何も考えていないということではなく、考えていることを口にすることが極端に下手であるだけで思慮深く、相手を思っていることを垣間見れるシーンもあります。

例えば序盤の竈門兄妹とのやりとりです。

炭治郎を慮って、あえて叱咤するように厳しい言葉を投げかけています。

その後に炭治郎が柱たちの会議の中で糾弾された際にも、彼を擁護する立場をとりました。

鬼となった禰豆子が人を喰らった場合には炭治郎と師の鱗滝と共に腹を斬り詫びるという責任を負う誓いも立てています。

またアニメではまだ描かれていないところでも、風柱の不死川実弥に対して仲良くしようとおはぎを準備するなどが誰かのことを考えて行動している姿があります。

 

嫌われている?

実際どうなのかは定かではない部分もありますが、少なくとも胡蝶しのぶには「そんなだからみんなに嫌われているんですよ」と指摘されています。

この発言は、義勇の言葉足らずなところやそれを正そうとする意思がないところや、考えが伝わりづらい面を指しているところもあると思われます。

しかし、風柱・不死川実弥と蛇柱・伊黒小芭内には嫌われていると明言されており、他の柱たちについては不明ですが義勇の気質は少なからず損があることは確かです。

 

天然な面がある

天然というと語弊があるかも知れませんが、少しずれた面があることは事実です。

それは口下手、言葉足らずといったところから真意を相手に汲み取ってもらえにくいとも言えるかも知れません。

那田蜘蛛山でしのぶに言われた「きらわれている」という言葉に対して、ショックを受けた様子を見せたあと「俺は嫌われていない」と返しているところにも、抜けた面があることを感じさせます。

いかがだったでしょうか。以上、冨岡義勇の扱う呼吸と義勇自身についてご紹介しました。