7月11日から、フジテレビ他のノイタミナ枠で「ギヴン」が放送されていますね!
前回第8話は、立夏と言い争ううちに真冬のギターの弦が切れてしまうという、息も止まりそうな場面で終わっています。
この記事では、その続きとなる「ギヴン」第9話の感想を、ネタバレやファンの声をまじえてお伝えしていきます!
ギヴン9話の予告&あらすじ
ライブ当日。ふとした弾みで言い合いになり、真冬のギターの弦が切れてしまう。
春樹に言われ、急いで弦を買いに走る立夏は、真冬がいつも自分の言葉に応えようとしていたことに気づく。
弦を張りなおす際、立夏は真冬に自分の想いを伝える。
そして、歌詞はできないままに自分たちの演奏する番になるが……。
(公式サイトより)
弦が切れた!ということがとにかく衝撃的な予告動画です。
立夏も真冬も言葉を失って固まっているようですが、「弦が切れる」という二人にとっての非常事態からどう展開していくのか?
すぐにでも本編が見たくなりますね。
ギヴン9話の感想&ネタバレ
それでは、もう少し詳しく場面を振り返りつつ、感想を述べていこうと思います。一部ネタバレを含みますので、読みたくない方はここで戻ってください。
心に似た弦。切れたら直せばいい
真冬のギターの弦が切れた。
心の糸が切れたかのように立ち尽くす立夏たち。そこへ春樹が歩み寄り、3人を励ます。
「切れたら直せばいいだろ」
◇#09 放送まで、あと3時間!◇
真剣な表情の春樹。立夏に弦を買ってくるよう指示を出しますが…。#ギヴン #09
24:55~フジテレビ“ノイタミナ”、ほか各局にて放送開始。
25:25~ #FOD にて配信開始。▼放送情報一覧https://t.co/6gMQIO8rXc
▼#01〜#08配信中https://t.co/BiX4F8Pp3L pic.twitter.com/n9n9wVPe42
— 『映画 ギヴン』公式|近日公開 (@given_anime) September 5, 2019
春樹に言われ、立夏は弦を買いに駅前まで走った。
買ったばかりの弦を手に走りながら、真冬がいつも自分の言葉に応えようと努力していたことに気付く。
疾走して楽屋に戻った立夏。真冬と二人きりになると、自分に弦を張らせてほしいと申し出るのだった。
一方、前のバンドに時間稼ぎを頼んだり、セットリスト変更を届け出たりと落ち着いて事態の収拾にあたる春樹。
そんな春樹を、秋彦は階段で呼び止める。
俺はいつもお前に救われてる――。秋彦は春樹に顔を近づけ、「お前、もっとうぬぼれてもいいぞ」と意味深な言葉を告げた。
the death flag is for me#ギヴン #givenanime #given pic.twitter.com/EimrFx2hct
— 【 given 】 (@givenAnime) September 8, 2019
楽屋では、立夏がギターの弦を張り直していた。心は弦に似ている、と思いながら。その弦を張り終え、立夏は言葉を紡いだ。
「真冬。俺はお前の音が好きだよ」
背を押してやっていたつもりの真冬に、いつのまにか引っ張り上げられていたこと。真冬に会ってからめちゃくちゃなのに、今の方がおもしろいこと。
「俺も言葉にして伝えるの下手くそだな…」と言いあぐねる立夏に、真冬は一瞬目を見開いた。
best pick up lines for musicians#Given #ギヴン #givenanime pic.twitter.com/96QHaMNKTV
— 【 given 】 (@givenAnime) September 7, 2019
【感想】
弦が切れたとき、春樹の働きはほんとうに大きかったですね。
このときは秋彦まで言葉を失っていました。秋彦は自分の恋に高校生二人を重ねてきたので、感情移入しすぎて二人と同じように固まってしまったのでしょう。
春樹がこの泥沼の外にいてくれたおかげで、3人の心がどうにか救われた感じがします。
「切れたら直せばいいだろ」というセリフが人生や人間関係の暗喩のようで、こんな序盤からグッときました…。
◇#09 放送まで、あと2時間!◇
真冬の交換用の弦を買うために走る立夏。はたして間に合うのでしょうか…!?#ギヴン #09
24:55~フジテレビ“ノイタミナ”、ほか各局にて放送開始。
25:25~ #FOD にて配信開始。▼放送情報一覧https://t.co/6gMQIO8rXc
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— 『映画 ギヴン』公式|近日公開 (@given_anime) September 5, 2019
走る立夏から飛び散っているものが涙のようにも見え、踏切後ダッシュのシーンはハッとさせられます。
立夏が走ってライブハウスを出たとき、制されて秋彦に近寄るのをやめた弥生。さらに、ライブ後の場面では秋彦を待たずに帰宅しています。
このとき、自分は秋彦の一番ではないと感じ取ったように思えて切ないです。
そのあと秋彦が春樹を追って感謝を述べたり、「もっと自惚れていい」と言ったりしているのを見ると、弥生の恋の報われなさが際立って…。
春樹ファンとしてはときめく展開でしたが、これほど濃密な話の時でさえ、バンドメンバー以外に関する描写や演出まで丁寧ですね。
◇#09 放送まで、あと10分!◇
出番前、秋彦は春樹を呼び出して…。#ギヴン #09
24:55~フジテレビ“ノイタミナ”、ほか各局にて放送開始。
25:25~ #FOD にて配信開始。▼放送情報一覧https://t.co/6gMQIO8rXc
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— 『映画 ギヴン』公式|近日公開 (@given_anime) September 5, 2019
最初に立夏が張ってあげた弦を、立夏が張り直す流れがいい!
立夏のモノローグも印象的です。
真冬にあるはずの心の傷が癒えるようにという願いなのでしょうか。限界まで混乱した自分を立ち直らせるための言葉のようにも見えます。対象を限定しない表現が、こちらの心にも自然と染み入ってきます。
立夏の不器用な言葉を聞いて、真冬も何かにハッと気づいたようで…。
さて、ライブ本番はどうなるのでしょうか?
やっと歌えた!あふれ出すそれぞれの想い
ステージに上がると、前のバンドが置きっぱなしにしたマイクがまだあった。
幕が上がり、前奏が始まる。
マイクに吸い寄せられるように、真冬は歌いだした。
カッコイイ #ギヴン pic.twitter.com/zeDRa9K84n
— キヨシ (@Sanders_Disney) September 5, 2019
歌なしのつもりでいた立夏たちは驚いた。
真冬の歌声は客席にいた天才・雨月にまっすぐ届き、観客たちをくぎ付けにし、涙をこみ上げさせる。
由紀との記憶がつぎつぎ脳裏に沸きあがる中、真冬は彼の死によって失われた恋を、言葉にできなかった痛みを歌い続けた。
『じゃあ、俺のために死ねるの!?』
「ギヴン」9話。
切れたのなら再び直せば良い。そうやって紡がれてきた絆。いつも言葉の中に正解があるとは限らない。それでも迷って足掻いて苦しんで…ようやく見つけた最適解。ありのままの気持ちを叫んで。様々な感情が渦巻く圧巻のライブシーン。ラストは良くも悪くも言葉を失いました。#ギヴン pic.twitter.com/WJRePjKHGw— ミルシカ@アニメ戦士 (@mirusikaanime) September 6, 2019
<君を許せない。俺を許せない。許したい…さみしいよ>
想いが渦巻くなか歌う真冬を、笑顔の演奏で支えるメンバーたち。
それでも前へ進む自分を歌い上げ、真冬は立夏を見た。立夏は真冬と目を合わせ、笑って前を向く。真冬の目には、涙があふれた。
演奏が終わり、ふらつく真冬を支えて立夏は舞台袖に出た。舞台では、春樹があわてて場をつないでいる。
「ここまで連れてきてくれて、ありが…」と言いかける真冬に、立夏はたまりかねたようにキスをした。
立夏が真冬にキスするところは期待してたけど、まさか由紀と真冬のあのシーンやってくれるとは思ってなかったから
例の海のシーンで超号泣しながら見てたら、いきなり由紀と真冬の致してるシーン出てきたから
えっえっえっえっ
って泣きながらパニックになってたらアニメ終わってた#ギヴン pic.twitter.com/tH3GGgm4VZ— ち か (@0704_xoxo) September 5, 2019
舞台に戻った立夏たちが、次の曲を演奏している。ギターを抱いて座り込んだ真冬は、由紀に語りかけていた。
<好きな音楽。楽しい昼休み。新しい、好きな人。きみにもう一度話せたら…>
ライブは終わった。一人ガードレールに座る真冬に柊が歩み寄る。柊は泣きはらしたような顔をしていた。二人の対話は、穏やかだった。
「俺、今、新しい好きな人がいる」
「いいんじゃねえか」
一方、立夏は駅で電車を待っていた。
今日のことは、とある夏の話。とある夜の話――。
ライブの夜は、静かに閉じられてゆく。
waited soooooo long for this! 💖💖💖#Given #Given_Anime #ギヴン pic.twitter.com/SqXRmFBDMT
— twisted sunshine 🌻 (@rhazism) September 5, 2019
【感想】
圧巻でしたね!
記事を書くためにあらためてライブシーンを見直してるんですが、泣いてしまって何度も一時停止。全然進みません。もう何度も見てるのに…!
#ギヴン
9話のライブシーン、真冬が歌って私はこうなりました。 pic.twitter.com/Nls5ROAsft— 脳黒女子(ノウグロジョシ) (@lissako_fujima) September 7, 2019
最初は急な予定変更に驚いた立夏たちですが、曲が進むにつれ楽しそうに演奏していきます。
笑顔への変化が最初にあらわれたのが秋彦でした。それもほんの一瞬映っただけで、即ほかのカットに切り替わる演出に小さく叫びました。
才能が閉じ込められたままの苦しみを知り、真冬をフォローしてきた秋彦は、まさにこの時を待っていたはず!
バンドメンバーが全員、笑顔でノッてくるのがすごく嬉しかったです。みんな、真冬がついにある意味で解放されたことを、ついに真冬によって曲が完成されたことを、一緒に喜んでいるんですよね。
【冬のはなし 歌詞】
TVアニメ「ギヴン」劇中歌「冬のはなし」の歌詞です。
『ギヴン』が歌を担当、センチミリメンタルが作詞作曲編曲、サウンドプロデュースを手掛けています。今もまだ君が心の中に残ったままいます。
まるで、日陰のなか溶けきれずに残った雪みたいに。https://t.co/Dt1VaFSZ4I pic.twitter.com/6uJKli563X— センチミリメンタル (@cenmilli) September 5, 2019
真冬の歌は、心の中のいちばんヒリヒリ腫れあがったところに腕まで手を突っ込んで、そうする以外にどうしようもなく引きちぎって見せられた、血の滴る塊のようです。
触れればこちらの心まで、傷口に塩水か熱湯をかけられたように痛み、飲み込まれれば胸を絞られるような力に圧倒されます。
その歌が、「さよならできずに歩きだす」と締めくくられていったとき、また泣きました!
由紀との傷とさよならはできないけど、そのままで歩き出せたんだね…!
ずっと言葉にできなかった思いをやっと歌いだせ、少しずつ救われ、癒されていく真冬の心を見るようでした。
ギヴン9話見た
真冬の歌すごすぎいいい
歌詞なしでぶっつけ本番とかマジすごいわ pic.twitter.com/RkhKbhEL0y— k-ty@通りすがりの世界の破壊者 (@kty72276404) September 9, 2019
演奏後も、柊と会う直前も、呆然としている真冬。自分から生まれ出たものの大きさに驚いているように見えます。
<こいつは才能を与えられた側の人間だ>という雨月の独白が、それを裏付けています。ここでやっと、『ギヴン』というタイトルが回収されたのではないでしょうか。
立夏もよく頑張りました!キスするときに、真冬の頭をガシッとつかんでいる状態で、一生懸命さが伝わってきて…立夏もやっと自分の気持ちが表現できたんだね。
それと対照的に、新しい好きな人のことを由紀に話したいと座り込む真冬…。吹っ切っていくのではなくて、話したいとは…。
そこまで離れられない存在を失ったことが、霧を晴らすようなキスの後であらためて悲しかったです。
海へ:いつか忘れる、由紀の思い出
I can’t believe that they had animated this. This is one of the most important part in the story. You can understand very much about Mafuyu and Yuki. I’m——-#Given #ギヴン pic.twitter.com/bngSa2am5j
— Nia💮 BUSY, but still a lot of anime and manga 💕 (@niasagiba) September 5, 2019
真冬と由紀はバスで海へ来た。
寒さに由紀は帰りたがるが、真冬が海は初めてと言い出すと「海ヤバい!最高!」と手の平を返す。
真冬は「息するように嘘つくね」と冷たくあしらった。
『冬のはなし』の鼻歌を歌い、由紀は海岸を歩き続ける。あと5分、初めての海に一緒に来たのは俺だと真冬に刷り込んでる、と言いながら。
真冬はあと5分いなくても忘れないと応じるが、由紀は「いいや、きっとお前は忘れる」と笑った。
真冬のモノローグが続く。
<少しずつ忘れていくんだろう>
<それをさみしいというのだと 燃えるようなまぶしい舞台の上で いつか知る>
【感想】
真冬がとても自然体なのが、このあとの展開を思うと悲しいです。
「帰ったら風呂場でセックスしようぜ」というセリフも、ほんとに長く一緒にいて、これが自然なのだということがよく伝わってきますし、それだけにこういう相手を亡くした真冬の傷の深さが思われます。
付き合ってるかどうかについて由紀が言う、「1%くらいの誤差」って何だったのでしょうか。やっぱり、『男同士だし』みたいなためらいのことだったのか…。今となってはわからないことですね。
真冬はライブの舞台上で、自分が由紀を忘れていくだろうことを予感したのかな…。
OP曲の映像や第6話の海の場面を紐解く、切ない回想でした。
ギヴン9話を見たファンの声は?
それでは、「ギヴン」第9話を見たファンの声を見ていきましょう。
ギヴン9話多分もう10回くらい見たと思うんだけどそれでもまふゆくんが歌い始める時にめっちゃ泣いちゃうしその途中の回想で俺のために死ねるの!って言うところでさらに泣くしそしてさらに寂しよって言ってわたしの涙腺は崩壊、その後もずっと泣きっぱなしだしED明けもまた無理。つまり全人類ギヴンみ
— 課題やれ (@nemurihime330) September 10, 2019
【 #ギヴン9話】
アニメ始まった時から楽しみだったライブシーン想像以上に良かった。動きはリアルかつちゃんとアニメだし歌はもうずるいよねー!曲も歌声も最高に良かった号泣した。原作未読だと由紀の死の経緯ちょっと分かりにくいかなとも思うけど1曲敢えて切らずに回想も入れていいテンポだし。— 凛 (@1__65k) September 10, 2019
「ギヴン」9話の春樹さんの名言(勝手に)
弦が切れて茫然としてる立夏に、
「切れたら直せばいいだろ」弦を買ってきた立夏に、
「早い!若いっていいな!」秋彦にお礼を言われて、
「ちょっ!何!死亡フラグみたいの立てに来てんの⁉︎」好き❤️
— まゆまゆみん (@hdwhdwhdw) September 10, 2019
ギヴン 9話がずっと尾を引いている、わたしの臓器をひっぱってくるの。「冬のはなし」。とあるふゆのはなし。とあるよるのはなし。センチミリメンタルさんすごいな。なまえを裏切らない。とても訴えられてくるよ。
— める🌩 (@MERUTIQUE) September 10, 2019
ギヴン9話今日やっと見たけど涙が止まらないくらい泣きました😭真冬の突き刺さるような歌声、再現してくれてありがとう矢野さん。海での過去話も胸に刺さりました。いつの日か素敵な恋の「夏のはなし」を聴きたいです。
ギヴン今期一番良い😭
あと2話だとどこまでなのかな??二期を願って円盤買おう!— りな (@yorozu_hms) September 10, 2019
ギヴン9話最高だったなぁ………
文字通り、君がいないと息もできないはずなのに、生きれてしまうんだよなぁ人間だからって感じが無音の間から感じ取れるところがいい— しらせ@うまれた (@shirasey19) September 10, 2019
ギヴン9話のライブシーン以降を隙あらば見ている。冬のはなしのサビのギター、普通しないよね…ボーカル強くないと目立ち過ぎて邪魔になると思うし、すご腕DKギタリストうえさまとまふゆならでは仕様だよね…シンプルに見えておいそれとコピー出来ない曲だと思う。
— たちばな桃也 (@toya_ttbn) September 9, 2019
昨日はギヴン9話の上映会で号泣。TV、FOD、そして上映会!
"一緒に"作りたかった、でも失ってしまった。それでも、真冬が"歌いたい" "音楽やりたい"と思ったのは、由紀が好きで、終わらせたくなかったから。無理に許さなくていい。由紀を失って、再び"音楽"で由紀と再会出来た事、私は嬉しかったです。— 志津井 (@ti__chanda) September 9, 2019
さて、それでは続きとなる第10話の予告動画をご紹介します。
立夏がおもしろいことになってます(笑)
真冬への想いを自覚した時と同じ感じになっているので、これは真冬との進展が期待できますね!
まとめ
この記事では、「ギヴン」9話の感想について、ネタバレやファンの声をまじえてお伝えしました。
第9話はすべてが真冬の歌に結びついていく、素晴らしいクライマックスでした。
次回も楽しみですね!
ギヴン第9話を見逃した方はFODプレミアムでもご覧いただけますので是非チェックしてみてください。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました