名探偵コナンに登場する架空の犯罪組織。
正式名称はまだ明かされていませんが、全身真っ黒な衣装に身を包んでいることから、コナンたちは“黒の組織” “黒ずくめの組織”などと呼んでいます。
コナンは、自分の身体を小さくしたこの組織の全貌を暴いてやっつけようとしていて、アニメや映画の中でもたびたび対決しています。
今回は、コナンと黒の組織の対決の中から、個人的なお気に入りのシーンを映画に限定してまとめてみました。
以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。
①天国へのカウントダウン
— Sofia (@kamo0185cat) August 1, 2019
【第5作目(2001年公開)】
毛利小五郎の大学時代の後輩、常盤美緒が社長を務める会社、TOKIWAが所有している“ツインタワービル”が舞台となります。
TOKIWAの社員や、ツインタワービルの建設に関わった人物が何者かに殺される連続殺人事件が発生。さらに、ツインタワービルのオープンパーティ中に爆発が発生。炎上するビルからの脱出がこの映画のメインイベントです。
その一方で、TOKIWAの専務でプログラマーの原佳明が、ジンとウォッカに殺害されてしまいます。
原は組織の一員でしたが、組織を裏切って組織のコンピューターに侵入したのです。
そこで、組織の情報が漏れないよう原を殺害し、組織の情報を転送した可能性のあるTOKIWAのメインコンピューターを爆破する目的で、ツインタワービルに爆弾を仕掛けたのでした。
また、灰原がツインタワービルに来ることを知っていたジンは、灰原の暗殺も計画します。
展望エレベーターに乗っている園子を灰原と見間違えて射殺しようとしますが、それに気付いたコナンが間一髪で園子を救います。
実は、園子は灰原に倣ってウェーブをかけており、灰原の元の姿そっくりだったのです。
別人だと気付いたジンは、それ以降園子を狙うことはありませんでした。
ジンとウォッカはそれ以降も灰原を探していましたが、最後まで見つけることは出来ませんでした、
この映画は、黒の組織がメインの映画ではありませんが、暗躍するジンたちの計画をいち早く察知し、仲間を救うコナンが地味にカッコいいです。
②漆黒の追跡者(チェイサー)
— Sofia (@kamo0185cat) August 1, 2019
【第13作目(2009年公開)】
この映画は、まさに黒の組織とコナンの“直接対決”がメインの映画です。
静岡や埼玉、長野など広域にわたっての連続殺人事件が発生します。
関係する各県警の刑事たちによる合同捜査が開始されましたが、そのメンバーの中に黒の組織からのスパイ、アイリッシュが潜入していました。
事件を解決したい一方、正体がバレるのを恐れていたコナンは、少年探偵団や刑事たちと距離を置きながら独自に捜査をすすめます。
一連の事件の真相を突き止めたコナンは、犯人が潜む東都タワーへ向かいます。
真犯人に推理を披露したコナン。そこに、松本管理官に変装したアイリッシュがやってきます。
一方で、アイリッシュの正体がバレたことを聞いたジンは、ヘリコプターに乗って上空からアイリッシュを射殺。
コナンの存在にも気づき、抹殺するために執拗に銃を乱射。絶体絶命のピンチに陥ったコナンでしたが、博士が改良してくれた伸縮サスペンダーと、乱射によって破壊されたタワーの部品を使って組織のヘリコプターを攻撃。組織を退散させることに成功し、事件は終息します。
広域連続殺人ということで、各都道府県の県警に所属する刑事たちが共演するのでとてもレアな回だと思います。
また、この映画はジンとコナンが直接顔を合わせる場面(コナンの夢だったというオチでしたが)から始まります。
予告でも使われていたシーンでしたが、とてもインパクトがありました。
③純黒の悪夢(ナイトメア)
— Sofia (@kamo0185cat) August 1, 2019
【第20作目(2016年公開)】
黒の組織のメンバーであるキュラソーが、警察庁に侵入し機密データ(NOCリスト)を閲覧していました。
公安に気付かれ逃走しますが、途中でアクシデントに遭い頭部を負傷し記憶を失くしてしまいます。
一方、新しくリニューアルした東都水族館を訪れていた少年探偵団一行。
ベンチで座って呆けていたキュラソーと出会い、記憶を取り戻すため共に行動することになりました。
コナンは、始めはキュラソーが組織の一員だと気付いていませんでしたが、彼女の身体能力の高さを目の当たりにしたり、FBIから情報をもらって正体を知りました。
公安に所属している安室は、キュラソーを渡さないようにするため、FBIの赤井に手を引けと伝えます。
赤井はそれを拒否したため2人は戦い始めますが、コナンが観覧車に爆弾が仕掛けられていることを知って2人に助けを求めたため、以降はコナン含め3人で協力することになりました。
一方、ジンたちはキュラソーを奪還するため、オスプレイに乗って東都水族館に向かいます。
しかし、記憶を取り戻したキュラソーは組織に戻るよりも組織から逃れることを選択。
裏切られたジンは、キュラソーを始末する作戦に変更。
爆弾は安室が解除していたため、銃撃に切り替えキュラソーを攻撃。(実はまだキュラソーは生きていましたが、ジンはここで始末したと思っていました。)
その後、公安を狙い爆弾を起爆させるため観覧車を集中的に乱射。コナンたちが協力してオスプレイを攻撃し、退散させることは出来ましたが、観覧車が軸から外れ転がってしまいます。
何とか観覧車を止めようと策を講じるコナンでしたが、止めることが出来ません。
そこに、キュラソーが運転するクレーン車が。クレーンを押しつぶす形で観覧車は止まりましたが、キュラソーは犠牲になってしまいました。
20作目の節目の回ということもあり、黒の組織・公安・FBI…と豪華な顔ぶれと派手な展開が見事でした。
まとめ
いかがでしたか?
コナンの映画は20作以上公開されていますが、中でも黒の組織が絡む回は特にハラハラする展開で面白いですね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。